日々是好日とは?美しい日本語に学ぶ、今日を味わう暮らし
- 編集部

- 2 日前
- 読了時間: 2分

「日々是好日(にちにちこれこうじつ)」という言葉があります。
「毎日がよい日」という意味で知られる、美しい日本語です。
一見すると、「毎日が楽しい日」「幸せな日」という意味に聞こえるかもしれません。
けれど、本来の意味はもう少し静かで、深いものです。
うまくいく日もあれば、思い通りにいかない日もある。忙しい日もあれば、何も進まない日もある。
それでも、その一日そのものに意味があり、かけがえのない時間である——そんな考えが込められています。
日々是好日の由来
日々是好日は、禅の教えに由来する言葉です。
日本では茶の湯の世界でも大切にされてきました。
晴れの日も、雨の日も。穏やかな日も、落ち着かない日も。
良い・悪いと決める前に、その一日をそのまま受け取る。
そんな禅の美意識が、この言葉の背景にあります。
暮らしの中にある日々是好日
朝、お茶を淹れる時間。台所に立つ時間。窓を開けて風を感じる瞬間。静かな午後の光。家族と囲む食卓。
特別なことがなくても、日常の中には小さな美しさがあります。
「もっと良い日になったら」「落ち着いたら」「時間ができたら」
そう思いながら過ごしてしまうこともあります。
けれど、今日という日は、今日しかありません。
完璧ではなくてもいい。少し疲れていてもいい。
今ここにある一日を、そのまま受け取る。
日々是好日は、そんなやさしいまなざしを思い出させてくれる言葉です。
こんな時に思い出したい言葉
・思い通りにいかない日
・少し疲れている日
・気持ちが落ち着かない日
・忙しさに追われてしまう日
・何気ない一日が流れていきそうな時
そんな時に、
「今日も、これでよい日」
と心の中でつぶやいてみる。
すると、目の前の景色が少しだけやわらかく見えてくることがあります。
日々是好日とは、完璧な一日を願う言葉ではなく、今日という一日を、そのまま味わうための美しい日本語なのかもしれません。




