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料理をもっと楽しむ器を探しに。Zürcher Keramikmarkt 2026

著者:Eat Well · Feel Well · Live Well 編集部


掲載画像は編集部が用意したものです。


料理をつくる時間が好きなら、器を選ぶ時間もまた楽しいものです。


いつものサラダを少し深さのあるボウルへ。パスタには余白を楽しめる一枚を。コーヒーには、手にしたときの質感まで気に入ったカップを。

料理そのものを変えなくても、どの器に盛り付けるかによって、食卓の風景は変わります。

そんな「次に何を盛り付けよう」と考えながら歩きたいのが、チューリッヒで開催される Zürcher Keramikmarkt(チューリッヒ・ケラミックマーケット)です。


2026年9月12日、チューリッヒ旧市街にほど近いHechtplatzに、スイス各地から35人の陶芸家が集まります。会場に並ぶのは、日常使いの陶器からアートオブジェ、ジュエリー、彫刻まで。作家本人と直接話しながら作品を見ることができる、一日限りのマーケットです。



食べることが好きな人にこそ、器を見る楽しみを

Zürcher Keramikmarktを訪れるなら、「きれいな器を探す」だけではなく、自分なら何を盛り付けたいかを想像しながら歩いてみるのもおすすめです。


朝のヨーグルトやフルーツのための小さなボウル。前菜を一品だけ盛るためのプレート。パスタやリゾットに使いたい少し深めの皿。チーズやデザートを置く小皿。そして、一日の終わりに使いたくなるカップ。


料理好きにとって器は、キッチンに置かれた道具のひとつであると同時に、食卓の景色をつくるものでもあります。

量産されたテーブルウェアとは違い、ハンドメイドの作品には、わずかな形の違いや釉薬の表情、手触りがあります。

マーケットだからこそ、それらを画面越しではなく、実際に見て、手に取って選べる。それもZürcher Keramikmarktを訪れる楽しみのひとつです。



35人の陶芸家、それぞれの表現

2026年9月のマーケットには、公式発表で35人の陶芸家が参加予定。

実用的なテーブルウェアだけに限定されず、陶芸という素材から生まれるアートオブジェ、ジュエリー、彫刻など、幅広い作品を見ることができます。

一軒のショップで完成されたコレクションを見るのとは異なり、ひとつの場所で多くの作り手の作品を比較できるのもマーケットならでは。

シンプルな白い器が好きだと思っていたのに、思いがけず大胆な釉薬の一枚に惹かれるかもしれません。


あるいは、「この料理にはこの器」と探すのではなく、一枚の器との出会いから、そこに盛り付ける料理を考え始めることもありそうです。



30年以上続く、チューリッヒのKeramikmarkt

Zürcher Keramikmarktの歴史は30年以上前に遡ります。

最初のKeramikmarktをHechtplatzで開催したのはチューリッヒ市。当初は年間3回開催され、その後年2回へ。1990年代末から2000年代初頭には出展ブースが6〜8軒ほどまで減った時期もありましたが、その後、チューリッヒとその周辺で活動する陶芸家たちの参加が再び増えました。


2012年末には、チューリッヒ市文化部門の働きかけを受けて、陶芸家たち自身がマーケットを運営するための Verein Zürcher Keramikmarkt を設立。近年は20〜30ほどの販売ブースがHechtplatzを埋めるマーケットへと発展しています。

規模だけを追うイベントではなく、作り手と作品を見る人との距離が近いこと。

それも、このマーケットが長く続いてきた理由のひとつなのかもしれません。



「何を盛る?」から始める週末

器を見るとき、デザインだけで選ばなくてもいい。

家でよくつくる料理をひとつ思い浮かべて、そのための一枚を探してみる。

あるいは、まだつくったことのない料理を想像しながら器を選んでみる。

Zürcher Keramikmarktは、陶芸を専門的に知るためだけの場所ではありません。

食べること、料理すること、そして食卓をつくることが好きな人にも、楽しめるマーケットです。


9月の土曜日、チューリッヒを散歩しながら、これから何年も食卓で使いたくなる一枚を探してみてはいかがでしょう。


開催日時、出展者数、入場無料については公式イベント情報およびSwitzerland Tourism掲載情報で確認できます。


公共交通機関の場合、公式サイトではBellevueから徒歩約300m、またはStadelhofen駅からSechseläutenplatz、Bellevueを経由して徒歩で向かうルートが案内されています。Hechtplatz周辺は駐車スペースが少ないため、公共交通機関の利用が推奨されています。



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