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絶景好きにはたまらない!Ägeribadに通いたくなる理由

8 時間前
読了時間: 4分

著者:Eat Well · Feel Well · Live Well 編集部


Ägeribad

Zugから601番のバスに乗り、車窓の景色を楽しみながら約25分。Oberägeri, Stationで降りると、Ägeribadはすぐ目の前です。初めて訪れる場所でも迷わず着ける近さは、日帰りで気分を切り替えたい日にうれしく感じます。


このバスが通るÄgeri谷には、保養地としての歴史があります。19世紀末から、Unterägeriにはホテルや療養施設が建ち、Oberägeriにも散策路が整えられました。1904年には、ZugとÄgeri谷を結ぶ12席のバスが運行を始めています。私が乗ってきた601番のバスにも、そんな先輩がいたのです。


隣町のUnterägeriにあるKlinik Adelheidは、1912年に結核患者を受け入れる療養施設として始まりました。100年以上前にも、人々は健康を願ってこの谷を訪れていたのです。そう思うと、車窓から眺めた湖と山の景色が、少し違って見えてきます。


Ägeribadの館内に入って、最初に気になったのはニット帽でした。タオルや子ども向けの品と一緒に並んでいます。

「プールにニット帽?」とÄgeribadのThomas Itenさんに尋ねると、水から上がった後、休憩中や帰り道に濡れた髪のまま冷えないように、との配慮だそうです。施設を楽しむ時間だけでなく、その後のことまで考えている。小さなニット帽から、そんな心配りが伝わってきました。



泳ぐ日も、何もしない日も

Ägeribadには、しっかり泳げる25m・8レーンのプール、子どもや水泳教室に使われるプール、小さな子ども向けの水遊び場があります。水泳教室のほか、Aqua-FitやAqua-Cyclingなど、水の中で体を動かす講座も用意されています。地元のウォーターポロクラブ「SC Frosch Ägeri」も、ここを主な練習場所にしています。水に慣れるところから本格的な競技まで、さまざまな人が集まる場所です。


ひときわ心を惹かれたのは、水温34℃の屋外プールです。その向こうにはエーゲリ湖と山々が広がります。泳ぐことを目的に来た人も、景色を眺めながらゆっくり過ごしたい人も、それぞれの時間を楽しめそうです。冬に雪が降ったら、どんな眺めになるのでしょう。日本の雪見風呂のようなイメージを想像しました。


湖畔には浴場「Strandbad」もあります。夏季の営業中は館内から行き来でき、プールの外にも水辺で過ごす楽しみが広がります。



心と体を、一日かけて整える


館内には、泳ぐ以外の過ごし方もあります。ウェルネスエリアにはサウナやスチームバス、休憩室があり、マッサージも予約できます。クラシックマッサージ、スポーツマッサージ、ロミロミ、アーユルヴェーダなど、選択肢も豊富です。体を動かしたい日も、静かに休みたい日も、その日の自分に合った時間を選べます。


水の中で体を動かし、温まり、休む。さらに食事まで一つの場所で楽しめるÄgeribadは、心と体のトータルケアを考えるのにぴったりの場所です。何をするかを先に決めすぎず、今日はどう過ごしたいかで選べるところに魅力を感じました。



湖を前に、食事までゆっくり


Restaurant Lagoには、プールを利用しない人も立ち寄れます。温かい料理と冷たい料理のビュッフェは、取った分を重さで計算する方式。お腹の空き具合に合わせて選べるのがうれしいところです。湖を望むテラスもあり、食事のためだけに訪れたくなる景色が広がっています。

今回いただいたのは、ツナのフラムクーヘン「Flammkuchen Thona」です。見た目は大きいのに、生地は薄く、歯応えがあります。あっさりとした味付けで、最後までおいしくいただきました。窓の向こうに広がるÄgeriseeを眺めていると、食事の時間もまた、ここを訪れる楽しみの一つなのだと感じます。


1880年代、地元の医師ヨーゼフ・ヒュルリマンらは、この地域の保養地づくりを進めました。時代とともに、健康のためにできることは変わっています。それでも、湖のそばで体を動かし、休み、食事を楽しめるÄgeribadを歩いていると、人々がこの谷に惹かれてきた理由が少し分かる気がしました。



ここで豆知識|Ägeri谷を保養地にした医師ヨーゼフ・ヒュルリマンとは?

Ägeri谷の保養地づくりを後押ししたのは、Unterägeri出身の医師ヨーゼフ・ヒュルリマンです。1881年に子どもの療養施設を開いた彼は、患者を迎えるだけでなく、人々がこの谷を訪れやすくすることにも力を注ぎました。1890年に設立されたエーゲリ湖の汽船会社では、初代会長も務めています。湖を眺めに来た人々を、今度は船に乗せて湖の上へ。医師でありながら、この土地の楽しみ方まで広げた人でした。


※Klinik Adelheidを設立した人物ではありません。 同院はヒュルリマンの死後、1912年に開設されています。



Information|Ägeribad

住所

Strandweg 1, 6315 Oberägeri

アクセス

Zug Bahnhofplatzから601番のバスに乗り、「Oberägeri, Station」で下車。バス停からすぐです。

施設

屋内・屋外プール、ウェルネスエリア、Restaurant Lago、湖畔浴場(季節営業)

公式サイト

営業時間や各施設の利用状況は、訪問前に公式サイトでご確認ください。




Editor’s Note

今回の取材で印象に残ったのは、湖を望む景色と、館内で見つけたニット帽です。泳ぐ人の帰り道まで考えた、その小さな心配りがÄgeribadらしいと感じました。プールで体を動かす日も、景色を眺めて食事を楽しむ日も。今度は休日に、ゆっくり訪れてみたい場所です。アップデートをお楽しみに!

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