韓国製なのに、ルーツはヌビア。Ashri SkinがH&M Beautyで新章へ
著者:Eat Well · Feel Well · Live Well 編集部

美容液にクリーム、アイケアにマスク。次々と新しい成分や美容法が登場する一方で、「結局、何を使えばいいの?」と迷ってしまうこともあります。
そんな複雑になりがちなスキンケアを、もっとシンプルにしたい。
その思いから生まれたのが、UAE発のスキンケアブランド「Ashri Skin」です。
創業者兼CEOのLatifa Elnour(ラティファ・エルヌール)は、薬学の修士号を最優秀の成績で取得し、臨床薬剤師として経験を積んできた人物。学生時代から化学が好きだったという彼女は、科学の知識と一人ひとりに寄り添うケアへの関心を、美容の世界へとつなげました。
「スキンケアを難しくしたくない」
Latifaが目を向けたのは、選択肢があふれる現在の美容市場でした。
商品が増え、情報が増え、毎日のスキンケアがいつの間にか複雑になっていく。
そこでAshri Skinでは、男性・女性を問わず使いやすく、それぞれの肌のニーズに合わせながらも、何を使うべきか迷いにくい製品づくりを目指しています。
Latifaは、スキンケアについて「何層もの迷いに満ちた面倒な作業のように感じるべきではない」と語っています。
大切なのは、アイテムやステップを増やすことではなく、必要なケアを無理なく続けられること。
そして肌を整える時間が、自分自身をいたわる時間にもなることです。
科学の背景にある、ヌビアのルーツ
Ashri Skinというブランド名にも、Latifa自身のルーツが込められています。
「Ashri」は、ヌビア地域で話されるNobin(Nobiin)で「美しい」を意味する言葉。
彼女が目指したのは、科学だけに寄ったブランドでも、伝統だけを前面に出したブランドでもありません。
自身の文化的な背景や、世代を超えて受け継がれてきた美容の知恵を大切にしながら、現代の生活に取り入れやすいスキンケアへとつなげています。
そして製品がつくられているのは韓国です。
韓国由来の成分を含む原料と現代のスキンケア技術を取り入れながら、ブランドの根底にはLatifa自身のルーツと、薬剤師として培った科学への視点があります。
ヌビア、韓国、そしてUAE。
異なる文化や技術が交わって生まれていることも、Ashri Skinのおもしろさのひとつです。
疲れが現れやすい目元へ、新しいアイパッチ

2026年6月、Ashri Skinは新作「Plump & Revive Hydrogel Eye Patches」を発表しました。
着目したのは、長い一日や夜更かし、長時間のスクリーンなどの影響が現れやすい目元。
ハイドロゲルタイプのパッチには、ヒアルロン酸複合体7と加水分解コラーゲンをはじめ、グルタチオン、アルブチン、ビタミンE、カフェイン、ペプチド、セラミドなどが配合されています。
ブランドによると、目元にうるおいを与えてなめらかに整え、疲れた印象やむくみにアプローチすることを目的とした処方です。
一日の終わり、少しだけ自分のために時間を使う。
Ashri Skinが考えるセルフケアを象徴するようなアイテムです。
H&M Beautyへ。ブランドは次のステージに
新作の発表とともに、Ashri SkinはH&M Beautyでの展開もスタートしました。
ブランドを立ち上げた当初から、Latifaが目指してきたのは、スキンケアをより身近で、分かりやすく、効果を実感しやすいものにすること。
科学を学び、臨床薬剤師として人と向き合ってきた経験。自身が受け継いできた文化。そして、韓国のスキンケア技術。
Ashri Skinには、一見すると異なるいくつもの背景があり、その中心にある考えはとてもシンプルです。
スキンケアに振り回されるのではなく、自分に必要なものを選び、自分のために使う。
美容の選択肢が増え続ける今だからこそ、そんなシンプルなセルフケアが、かえって新鮮に映るのかもしれません。
画像提供:Ashri Skin
Editor’s Note
美容の選択肢が増えるほど、自分に本当に必要なものが分かりにくくなることがあります。Ashri Skinで印象的だったのは、薬剤師としての科学的な視点を持ちながら、スキンケアを複雑にするのではなく、シンプルにしようとしていること。そして、ヌビアのルーツと韓国のスキンケア技術という異なる背景が、ひとつのブランドの中で自然につながっていることです。




