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ドーハで500点超を公開。ジュエリーから世界を読む展覧会

4 日前
読了時間: 3分

著者:Eat Well · Feel Well · Live Well 編集部


Lucien Gautrait, Art Nouveau Pearl European Hornet (Vespa crabro) Brooch, c. 1900, France

Lucien Gautrait, Art Nouveau Pearl European Hornet Brooch


2026年10月27日、ドーハのM7で「Around the World in Jewellery」が開幕します。

Qatar MuseumsとL’ÉCOLE, School of Jewelry Artsによる本展に集まるのは、ジュエリーをはじめ、アート、写真、彫刻など500点を超える作品。異なる文化や地域、時代を横断しながら、「人はなぜ身を飾るのか」を見つめます。


Qatar Museumsのジュエリー・コレクションを紹介する展覧会としては、過去最大規模となります。



ジュエリーは、美しさだけを語るものではない

“Taqum lulu”, Parure


宝石の希少性や価格、美しいデザイン。

ジュエリーを見るとき、私たちはついそこに目を奪われます。しかし、長い歴史を振り返れば、人が身体を飾ってきた理由はそれだけではありません。

誰が作り、誰が身につけたのか。誰かに贈られたのか、それとも世代を超えて受け継がれてきたのか。


「Around the World in Jewellery」が問いかけるのは、まさにその部分です。ジュエリーを単なる価値ある品としてではなく、そこに残された人間の営みから読み解いていきます。



海、自然、宇宙。7つのテーマから世界を見る

Miao Torque with Spirals, 20th century — Guangxi, China

Miao Torque with Spirals


展覧会を構成するのは、「Sea & Ocean」「Nature」「Cosmos」「Body Adornment」「Status」「Customs & Ceremonies」「Protection」という7つのテーマです。


海から生まれた真珠や貝、珊瑚。自然界の植物や動物。人々が見上げてきた宇宙。

一方でジュエリーは、社会的な地位や権力を表すものにもなり、成人や結婚、追悼といった人生の節目にも登場します。時には、安全や幸福を願う「守り」の意味も託されてきました。


時代も場所も違うのに、人が装飾品に込めてきた思いには、不思議なほど共通するものがあります。



Qatar Museumsから500点を超える作品が集結

今回展示されるのは、National Museum of QatarやMuseum of Islamic Art、将来開館予定のLusail MuseumなどにつながるQatar Museumsのコレクションを中心とした500点超の作品。その中には、今回初めて一般公開されるものも含まれます。


さらに、L’ÉCOLEを支援するVan Cleef & Arpelsのヘリテージ・コレクションからも、選ばれた作品が加わります。



ファッションとデザインの拠点「M7」へ

会場となるM7は、ドーハ中心部のMsheireb Downtown Dohaに位置する、Qatar Museumsによるファッションとデザインの拠点です。


これまでにも「Christian Dior: Designer of Dreams」や「Forever Valentino」などの展覧会を開催してきました。


今回はさらに、4歳から10歳までの子どもたちが遊びながらジュエリー文化に触れられる「Children’s Piazza」も登場。M7で子ども専用の展示エリアが設けられるのは初めてです。



ドーハで、ジュエリーから世界を読む

美しいから身につける。大切な人に贈る。自分が何者なのかを示す。願いを込める。そして、次の世代へ受け継ぐ。


小さなジュエリーの中には、その土地の文化だけでなく、人間が長い時間をかけて積み重ねてきた物語があります。


500点を超える作品を通して世界を巡る「Around the World in Jewellery」。

ドーハを訪れるなら、美しい宝石を見るだけではなく、その向こう側にある「人はなぜ身を飾るのか」という問いにも目を向けてみてはいかがでしょうか。



Around the World in Jewellery

開催期間:2026年10月27日〜12月26日

会場:M7(Doha, Qatar)



Image Credits

  • “Taqum lulu”, ParureQatar Museums / National Museum of Qatar, DohaPhoto by Randa Dalloul  

  • Lucien Gautrait, Art Nouveau Pearl European Hornet BroochQatar Museums / National Collection of Qatar, DohaPhoto by Dmitry Kostyukov  

  • Miao Torque with SpiralsQatar Museums / National Collection of Qatar, DohaPhoto by Dmitry Kostyukov


Editor’s Note

ジュエリーを見て、きれいだと思う。その先にある文化や歴史まで考える機会は、意外と少ないものです。今回ドーハに集まる500点を超える作品は、装うことが世界各地でどんな意味を持ってきたのかを教えてくれます。美しさの向こう側にある物語を、少し覗いてみませんか?




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