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チューリヒで味わう「イタメシ」|日本とイタリアの食文化が出会うレストラン

2 日前
読了時間: 5分
チューリヒで味わう「イタメシ」|日本とイタリアの食文化が出会うレストラン

チューリヒで「お気に入りのレストランは?」と聞かれたら、私が思い浮かべる一軒が、旧市街ニーダードルフにあるTrattoria Neumarkt(トラットリア・ノイマルクト)です。

このお店を知ったきっかけは、以前同じ場所で開催されていた「Cucina Itameshi(クチーナ・イタメシ)」のポップアップを訪れたことでした。

「イタメシ」という名前は、日本人にとってどこか親しみやすく、思わず興味をそそられます。


その後、Cucina Itameshiのポップアップは終了しましたが、現在はTrattoria Neumarktが日本とイタリアの食文化を融合させた料理を提供しています。

名前や営業形態は変わっても、あの「イタメシ」を今も楽しめるお店です。



「イタメシ」って何?

そもそも「イタメシ」とは、どのような料理なのでしょうか。

日本では、かつてイタリア料理を親しみを込めて「イタメシ」と呼んでいた時代がありました。しかし、ここでいう「イタメシ」は少し違います。

イタリア料理をベースに、日本の食材や調味料、アイデアを取り入れた、日本とイタリアの食文化が融合する料理です。


Trattoria Neumarktでは、このスタイルを「Japatalian(ジャパタリアン)」と呼んでいます。



カチョ・エ・ペペを「うどん」で

代表的な料理のひとつが「Udon Cacio e Pepe(うどん・カチョ・エ・ペペ)」です。

ローマの伝統的なパスタ料理、カチョ・エ・ペペを、パスタではなくうどんで楽しむというユニークな一皿。

チーズと黒胡椒を使ったシンプルな料理ですが、うどんを組み合わせることで、どこか親しみのある味わいに仕上がっています。


「パスタではなく、うどんでカチョ・エ・ペペ?」

最初は意外に感じるかもしれませんが、食べてみると「これはあり!」と思わせてくれる一皿です。



私のイチオシは「混ぜ麺」

私が特におすすめしたいのが「混ぜ麺」です。

日本の麺料理をベースに、イタリア料理のエッセンスを取り入れた、このお店ならではの一皿。初めて食べたときは、想像していた味とは異なる、新鮮な美味しさに驚きました。

特に印象に残っているのが、麺そのものの美味しさです。実は、チューリヒにあるラーメン店から仕入れているそうです。しっかりとした食感の麺は、爽やかな柑橘系のソースや具材ともよく馴染みます。


日本の麺料理とイタリア料理、それぞれの魅力が重なり合う味わい。その意外性と美味しさが、何度でも食べたくなる理由です。



前菜にも光る、洗練された一皿

Trattoria Neumarktの魅力は、麺料理だけではありません。

前菜にも、カジュアルなイタリア料理の枠を超えた、上品さを感じさせる一皿があります。

日本とイタリア、それぞれの食文化を取り入れながら、盛り付けにも工夫が凝らされており、少し特別な日の食事にもぴったりです。

また、ドリンクメニューも充実しています。料理に合わせてワインを選んだり、食前や食後に好みの一杯を楽しんだりと、食事の時間をゆっくりと過ごせるのも魅力です。



緑に囲まれたガーデンと、洗練された室内空間

Trattoria Neumarktでは、季節やシーンに合わせて異なる雰囲気を楽しめるのも魅力です。

夏に訪れるなら、ぜひ利用したいのが緑に囲まれたガーデン。チューリヒの旧市街にありながら、開放感のある空間で食事やドリンクを楽しめます。天気のよい日に、ゆっくりと会話を交わしながら過ごすひとときは、チューリヒの夏ならではの楽しみです。

一方、店内は歴史を感じさせる建物をモダンに改装した、洗練された空間。1階は白を基調とした落ち着いた雰囲気で、2階には日本とイタリアの要素を取り入れたインテリアが広がります。


開放的なガーデンで過ごすのも、落ち着いた店内で食事を楽しむのも、それぞれに違った魅力があります。友人との食事から、少し特別な日のディナーまで、さまざまなシーンで訪れたくなるレストランです。



食事の締めくくりは、ティラミスで

チューリヒで味わう「イタメシ」|日本とイタリアの食文化が出会うレストラン

最後にぜひ味わってほしいのが、ティラミスです。

「食後に少しだけ甘いものを」と注文すると、想像以上のボリュームに驚くかもしれません。しかし、ふんわりと軽い口当たりで、一口、また一口と食べ進めるうちに、あっという間に食べ終えてしまいます。

何度訪れても外せない、お気に入りのデザートになりました。



チューリヒで楽しむ、日本とイタリアの新しい味

海外で暮らしていると、ときどき日本食が恋しくなるものです。

そんなとき、慣れ親しんだ日本の味や食材が、別の国の食文化と出会うことで生まれる、新しい料理を楽しんでみるのも面白いものです。

Trattoria Neumarktは、そんな食の楽しみ方を提案してくれるレストランです。

イタリア料理でありながら、どこか日本を感じる。日本料理のようでいて、イタリア料理のエッセンスも感じられる。


二つの食文化が自由に交わる「Japatalian(ジャパタリアン)」。

チューリヒ旧市街を訪れた際には、ぜひ一度、そのユニークな味わいを楽しんでみてはいかがでしょうか。



Trattoria Neumarkt

Neumarkt 5, 8001 Zürich 

044-244-0290





著者について

マリナ ベチャート

神戸出身の二児の母。2014年よりスイス在住。美容、健康、料理、子育て、旅行、グルメ、言語、キャンプなど、興味のあることはさまざま。

人と話すことが好きな社交的な性格の一方で、読書をしたり、料理やドラマ鑑賞など一人の時間を過ごすことも大切にしています。

スイスでの暮らしを通して得た経験や、日々の生活で感じたことを交えながら、さまざまなテーマを丁寧に、わかりやすくお届けできればと思っています。
















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