スキンケアだけではない、肌と表情のための脳ケア
- 編集部

- 2023年5月6日
- 読了時間: 7分
更新日:6 日前
著者:Eat Well · Feel Well · Live Well 編集部
脳が老いると肌も老けてきます。
なぜなら、
脳が老ける=脳にストレスがたまる
だからです。
脳にストレスが溜まると、ホルモンの活動が著しく低下します。疲れた脳を元気にするのには、外からのアプローチと体内からのアプローチの両側からしていくことで、効果的に発揮されると言えます。
外からの脳ケアアプローチ
体を動かす。ヨガ、ジョギング等の体を動かしながらするメディテーション
中からの脳ケアアプローチ
アロマ、ハーブ、食事療法
メンタルアプローチ
メディテーションやヒーリングなどスピリチュアルケアも含めた方法。

食事と脳機能の関係
多数の研究により、食事が記憶や集中力に影響を与えることが示されています。特に、オメガ3脂肪酸やポリフェノールなどの栄養素は、日々のコンディションを支える要素として注目されています。
人間の脳は約1000億の神経細胞から成り立ち、それらは「髄鞘(ずいしょう)」と呼ばれる脂質の層によって保護されています。そのため、オメガ3脂肪酸のような脂質は、こうした構造との関係でも重要と考えられています。
また、鉄分は体内で酸素を運ぶ役割を担っており、不足すると集中力や思考の働きに影響を与えることがあります。赤身の肉や緑黄色野菜、キヌア、貝類などは、日常的に取り入れやすい食材です。こうした栄養と体の関係については、国立健康・栄養研究所 でも紹介されています。
日々の食事を少し意識するだけでも、体と頭のバランスはやさしく整っていきます。
肌と密接な関係「代謝」

代謝もまた、外からのアプローチで活かせることができますが、内側からも積極的にアプローチしていきましょう。
代謝には、基礎代謝、新陳代謝、脂質代謝、糖質代謝、骨代謝、薬物代謝、エネルギー代謝、表皮代謝などがありますが、場所によって代謝のスピードが異なります。肌も早い方で、28日周期、骨は2年とされています。
不要になった細胞は、毎日1兆個ほど老廃物として、尿や便として体外に排出されていきます。1兆個と聞くと驚かれるかもしれませんが、体の中にある約60兆の細胞はおよそ半年で80%、3年で99%入れ替わりをします。
ということは、今から口にする食物に配慮すると、3年後には全て良いように入れ替えることができるということです。
私たち人間は雑食動物です。バランスをとりながら上手に食物を口にしていきましょう。脳ケアにはまず、「何を口にするか」が基本となります。
脳ケア美容ビタミン

ビタミンのほとんどは体内で合成はされません。積極的に体内へ投入してあげることが大切です。
ビタミンA 脂溶性ビタミン(肌荒れ防止)
ビタミンB群 水溶性ビタミン(皮膚の新陳代謝を活性化・皮膚の発育促進・皮膚の血管循環を良くする)
ビタミンC 水溶性ビタミン(コラーゲンの生成・メラニン色素の沈着防止)
ビタミンD 脂溶性ビタミン(カルシウムの定着を促進)
ビタミンE 脂溶性ビタミン(皮膚の血液循環を良くする働がある)
ビタミンK 脂溶性ビタミン(傷の修復に効果的)
脂溶性ビタミンをうまく体内に取り入れるには、油と一緒に摂取する必要があります。脂溶性ビタミンは、油とよくまじわる性質があり、油と一緒に摂取すると体内に吸収されやすいのです。
水溶性ビタミンは、水とうまく混じりますので大量に摂取しても体外に排出されやすく自過剰摂取によるトラブルがとても少ないのです。
ビタミンは、細かく分けるとまだまだ別れてきます。どのビタミンがどんな役割をするのかをあらかじめ知っておいたら、日々、体内にとり入れやすいかもしれません。
アリナミン:ビタミン表
脳ケア豆知識
サバ缶にも栄養は含まれています。お魚を1匹食べ切る自身のない方
は、サバ缶を活用してみましょう。
サバ缶であると残りも取っておいて、次の日にまた異なるレシピで使
用することも可能です。
サバカレーや、サバラーメンなどでサバが苦手な人も美味しくいただ
けると思います。
脳の疲れは、表情にもあらわれる
脳が疲れているとき、私たちは無意識のうちに眉間へ力を入れたり、歯を食いしばったり、表情を動かす回数が少なくなったりします。
心に余裕がない日に、鏡の中の自分がいつもより疲れて見えるのは、肌の状態だけが原因ではありません。眠りの質や緊張、姿勢、呼吸の浅さなどが重なり、顔全体の印象にあらわれていることがあります。
反対に、安心しているときや楽しい会話をしているときは、目元や口元が自然に動きます。表情のやわらかさは、スキンケアだけではつくれないものです。
肌を整えることと同時に、脳を休ませ、心の緊張をほどくことも、大人の美容には欠かせません。
表情をやわらかくする小さな習慣
特別なトレーニングを始めなくても、日常の中で脳と表情を休ませることはできます。
肩の力を抜き、ゆっくり息を吐く
スマートフォンから目を離し、遠くを見る
温かい飲み物を香りとともに味わう
食事の歯ごたいや温度を意識する
湯船につかり、顔や顎の緊張をほどく
心地よい音楽や香りに触れる
短い時間でも自然の中を歩く
安心できる人と会話をする
大切なのは、何かを頑張って追加することではなく、脳が休める時間を意識的につくることです。
睡眠は、脳と肌のメンテナンス時間
脳ケアを考えるうえで、睡眠は外すことができません。
睡眠不足が続くと、集中力や感情の安定だけでなく、肌の乾燥感や顔色、目元の印象にも影響することがあります。また、夜遅い時間まで強い光を浴び続けることは、自然な眠りを妨げる一因になります。
就寝前は照明を少し落とし、スマートフォンを見る時間を短くする。香りやハーブティーを取り入れる場合も、「効かせる」ことより、自分が落ち着ける環境をつくることを意識してみましょう。
眠れない日があっても、焦る必要はありません。横になって目を閉じ、静かに呼吸するだけでも、刺激から離れる時間になります。
食事は一つの栄養素だけで考えない
脳や肌に良いとされる栄養素があっても、一つの食品だけを食べ続ければよいわけではありません。
魚、肉、卵、大豆製品、野菜、果物、海藻、穀類、ナッツ類などを、その日の体調や生活に合わせて組み合わせることが基本です。
サバ缶を活用するなら、野菜やきのこを加えたスープ、トマト煮、炊き込みご飯などにすると、ほかの食材も一緒に取り入れやすくなります。
完璧な食事を毎日続けるよりも、無理のない選択を積み重ねること。その習慣が、脳と肌のコンディションを長く支えてくれます。
スキンケアの前に、自分の状態を見る
高価な化粧品を使っても、十分に眠れていなかったり、食事が極端に偏っていたり、強い緊張が続いていたりすると、本来の自分らしい表情を保つことは難しくなります。
鏡を見るときは、肌の欠点を探すだけでなく、
「今日はよく眠れただろうか」「顎や眉間に力が入っていないだろうか」「きちんと食事を楽しめているだろうか」
と、自分の内側にも目を向けてみてください。
脳ケアとは、脳だけを特別に手入れすることではありません。食べること、眠ること、動くこと、香りを感じること、誰かと笑うこと。日々の暮らしを通して、心身の緊張を少しずつ整えていくことです。
肌を美しく見せるのは、化粧品だけではありません。
よく眠り、味わって食べ、心地よく動き、安心して笑えること。その積み重ねが、肌と表情に、その人らしい健やかさをつくっていくのではないでしょうか。
※肌や心身の状態が長く改善しない場合や、強い疲労、不眠などが続く場合は、セルフケアだけで対処せず、医師や専門家へ相談してください。
Editor’s Picks
肌と表情を健やかに保つために、編集部が日常へ取り入れたいものを選びました。
サバ缶
オメガ3脂肪酸を手軽に摂れる食材。スープやトマト煮、炊き込みご飯などにも活用できます。
ナッツ類
間食として取り入れやすく、良質な脂質やビタミンEなどを含みます。味付けの少ないものを適量楽しみましょう。
香りのよいハーブティー
温かさと香りをゆっくり味わう時間が、忙しい頭を休ませる小さなきっかけになります。
自然の中を歩く時間
遠くの景色を眺め、深く呼吸しながら歩くことは、スマートフォンや仕事から意識を離すための身近な習慣です。
眠る前の静かな時間
照明を落とし、顎や眉間の力を抜いて過ごす数分間。睡眠だけでなく、翌朝の表情を整えるためにも大切にしたい時間です。
スキンケアに何かを足す前に、食事、睡眠、呼吸、香りを見直してみる。内側の緊張がほどけたとき、肌と表情にも、その人らしいやわらかさが戻ってきます。




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