元気な塩麹で作る、しっとり蒸し鶏と香味だれ
- ボロミエ 利美

- 5月12日
- 読了時間: 3分
冷蔵庫で休ませていた塩麹が、ふわっと泡をふいていました。
瓶の中で静かに発酵が進み、ぽこぽこと小さな気泡が見えると、なんだか「生きている調味料」だなと感じます。塩麹は、特別な料理のためだけのものではありません。鶏肉に少しなじませたり、たれに加えたりするだけで、いつものごはんにやさしい旨みを添えてくれます。
今回は、この元気な塩麹を使って、しっとり蒸し鶏と、蒸し汁を活かした香味だれを作りました。

塩麹で蒸し鶏を作ると、なぜおいしい?
塩麹は、米麹・塩・水から作る発酵調味料です。鶏肉に塩麹をなじませると、塩味だけではなく、やわらかな甘みとうま味が加わります。
蒸し鶏はシンプルな料理ですが、パサつきやすいのが少し難しいところ。塩麹を使うことで、鶏肉がしっとり仕上がりやすくなり、冷めてもおいしい一品になります。
材料
蒸し鶏
鶏むね肉、または鶏もも肉 1枚
塩麹 大さじ1〜1.5
生姜 薄切り数枚
青ねぎ、または玉ねぎの青い部分 適量
酒、または水 大さじ2〜3
塩麹香味だれ
塩麹 小さじ2
蒸し鶏の蒸し汁 大さじ2
生姜 すりおろし、またはみじん切り 少々
青ねぎ 適量
白ごま 小さじ1
ごま油 小さじ1
酢、またはレモン汁 小さじ1
お好みで、しょうゆ少々

作り方
1. 鶏肉に塩麹をなじませる
鶏肉の水分を軽くふき取り、塩麹を全体になじませます。時間があれば、30分〜数時間ほど置くと、よりしっとり仕上がります。
前日に仕込んでおく場合は、冷蔵庫で保存してください。
2. 香味野菜と一緒に蒸す
鍋、またはフライパンに鶏肉を入れ、生姜、青ねぎ、酒または水を加えます。ふたをして弱火〜中弱火でじっくり蒸します。
火が強すぎると肉がかたくなりやすいので、やさしく火を入れるのがポイントです。
3. 火を止めて、余熱で休ませる
鶏肉に火が通ったら、すぐに切らずにそのまま少し休ませます。余熱で落ち着かせることで、肉汁が流れ出にくくなり、しっとり感が残ります。
4. 蒸し汁で香味だれを作る
蒸し鶏から出た蒸し汁に、塩麹、生姜、青ねぎ、ごま、ごま油、酢を加えて混ぜます。
塩麹のやさしい塩味に、生姜とねぎの香りが重なり、蒸し鶏によく合うたれになります。
味を見て、少し物足りない場合は、しょうゆをほんの少し加えて整えます。
食べ方のおすすめ
蒸し鶏は、温かいうちに食べても、冷ましてから食べてもおいしいです。
ごはんにのせても、サラダに添えても、麺の上にのせてもよく合います。香味だれを少しかけるだけで、発酵の旨みと生姜の香りが加わり、シンプルな一皿がぐっと満足感のあるごはんになります。

塩麹が泡立っているときの見分け方
自家製の塩麹は、発酵が進むと小さな泡が出ることがあります。やさしい甘い香りや、麹らしい香りがしている場合は、発酵が元気に進んでいるサインです。
ただし、黒や青、ピンク色のカビが見える場合、強い腐敗臭がする場合、明らかにいつもと違う状態の場合は、無理に使わず処分してください。
発酵食品は、元気な状態を見極めながら、清潔なスプーンで取り分けて使うことが大切です。
まとめ
塩麹は、毎日のごはんに取り入れやすい発酵調味料です。
鶏肉をしっとり仕上げたいとき。いつものたれに、少し深みを出したいとき。冷蔵庫にある香味野菜を活かしたいとき。
そんな日常の小さな場面で、塩麹はとても頼れる存在です。
元気に発酵した塩麹を、まずは蒸し鶏と香味だれに。体にやさしく、食卓に静かな満足感を添えてくれる一皿です。



