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幸福感は「現実」ではなく「認知」で決まる

更新日:5月9日


幸福感

私たちは1日あたりおよそ6万回の思考をしているといわれます。そのうちの8〜9割は、無意識のうちに繰り返される“思考のクセ”。人間が脳で「考える」のはわずか2%と言われています。ほとんどの場合は潜在的に考えていると言うことになります。


「やるべきことが多すぎる」「常に何かを考えている」「寝ても疲れが抜けない」――そんなビジネスパーソンにこそ、この3日間の思考観察チャレンジを試していただきたいのです。


ポイントは、ただ「脳を止める」のではなく、“いま何を考えているのか”に気づくこと。思考のノイズを可視化することで、心のリソースを最適配分し、思考の質を高めることができます。


難しそうに聞こえますが、私たちは数回練習しただけで自転車に乗れます。自転車に乗るときに、「右足で、次は左足で」とは考えません。

“思考のクセ”も同じで、最初は鍛え直す必要があったとしても、そのうちそれが当たり前になってきます。


なぜ、このトレーニングが必要か?


それは、あなたの解釈が成果を左右するからです。



3日間の“思考観察チャレンジ”で、脳内リセット

この“グルグル思考”に気づき、必要なものだけを選び直す。それだけで、驚くほど気持ちが整うことがあります。気持ちが整うことで幸福感も同時にぐんとアップします。


ここで提案したいのが、3日間だけの思考観察チャレンジ


Day1:思考ログを取る

まずは、どんな思考が浮かんでくるか観察してみてください。やることはシンプル。心の中で実況してみましょう。業務の合間や通勤時、「今、自分は何を考えているか?」を10秒だけ言語化。サッとメモに書くくらいでも大丈夫です。


気が散るようだったら、「未来の不安」「タスクの詰め込み」など、ざっくり分類するだけでもOK。


  • 「嫌だなと感じたこと」

  • 「不安に感じたこと」

  • 「気分が沈んできたこと」


この時点で「なんか疲れてるな自分」と気づいたら、それはすでに大きな第一歩です。思考に名前をつけるだけでも、脳内の整理整頓が始まります。


時刻

シチュエーション

頭に浮かんでいた思考

気分(5段階)

備考(気づきなど)

例)10:30

会議準備中

「この資料、間に合うかな…」「うまく話せるか不安」

😐 3/5

未来への不安が多いと気づいた

1日3〜5回でOKです。スマホのリマインダーを使っても◎。


⇨Day1は現状の“思考回路”を把握する日です。



Day2:生産性の低い思考に気づく

2日目は、ただ気づくだけでなく、「この考え方は自分を前進させるか?」を問い、繰り返し再生されるネガティブや不要な反芻に気づく。ちょっとツッコミを入れるのもおすすめ。


  • 「それ、本当に今起きてる?未来予測ショーじゃない?」

  • 「もう何回も考えたこと、また再放送されてない?」

  • 「あれ、それって“思い込みヒットソング”じゃん」


繰り返し登場したテーマに✔をつけましょう

☐ 心配ごと(未来への不安)

☐ 後悔・反省(過去の思考)

☐ 自己批判(できていない自分)

☐ 他人の評価や比較

☐ TODOや雑務の繰り返し

☐ その他(________)


🔍 振り返りの問い

  • この思考は、自分を前に進めてくれている?

  • 今、必要な思考?それとも思考グルグル?


脳内のクセに気づけると、少しずつ距離が取れるようになります。“自分=思考”という感覚がゆるんでくると、心の余白が広がってきます。


⇨Day2は、パフォーマンスを下げる“思考の癖”にツッコミを入れる日。



Day3:意識的に“建設的思考”を選ぶ

3日目は、思考を観察したあとで「この考え、私を幸せにしてくれる?」と自分に聞いてみる。不安ベースからではなく、解決・創造・行動ベースの思考へ切り替え。


  • 「この思考は、自分を幸せにしてくれる?」

    • YESならそのまま。

    • NOなら、「じゃあ別の視点、試してみる?」と自分にやさしく提案。

  • 「別の考え方をするとしたら、どんな可能性がある?」


「どうしたらいいか」「どんな選択肢があるか」へシフトします。


気づいた思考

切り替えの問い

新たな視点・行動に置き換えるなら?

例)「失敗したらどうしよう」

今、できる一歩は何か?

「最初に要点だけ伝えることに集中しよう」

🎯 コツは、「何が問題か」ではなく「何ができるか」に視点を置くこと。


とにかく“自分にやさしい視点”を選び直すことで、思考の質がじわじわと変わっていきます。


⇨Day3は、メンタルの再起動・集中力アップを目指す日です。




🧠 最終レビュー

  • 思考のクセで気づいたこと:______________

  • 最も消耗していたポイント:______________

  • 自分にとって役立つ切り替え法:______________

  • 今後に取り入れたい習慣:______________




幸福感を上げて成果も上げる

思考は放っておくと、クセのままループしがちです。でも、ちょっと立ち止まって観察して、選びなおすだけで、日常の中の「心地よさ」が増えていきます。


このワークの狙いは、マインドフルネスでも自己啓発でもなく、“脳の思考体力”を整えること。ビジネスの現場で必要なのは、情報の取捨選択と、迷わない判断力です。


それを取り戻すために、まずは自分の脳内の状態に目を向けてみませんか?


ストレスが溜まっていますか? 「書くというヒーリング」のページがおすすめです。







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